アートワーク制作
LABメインページに戻る
チームの紹介:Maria Diaz | 人材開発ストーリー
人生の旅において、どんな経験も無駄にはならない。その場ではわからなくとも、学んだことはいつかすべて役に立つ。 1518 Studios (PTWグループのアート&ゲーム開発スタジオ)のグローバル・オペレーション・マネージャー、Maria Diazは、この知恵をキャリアのあらゆる面に応用したおかげで、現在の地位へ昇進することができました。そして今後、彼女がどこまで行けるのかは誰にもわかりません! そんな彼女にもう少し迫ってみましょう。
Mariaは、2012年にスペインでビジネスとマーケティングの学位を得た後、ウェブ開発とグラフィックデザインの修士号を取得しました。「かつて私は、スペインとポルトガルのCash Convertersのオンラインマーケティング部で3年間勤務し、両地域のSNSを管理していました。いつかはスペインの広告代理店でクリエイティブに働くんだと考えていましたが、すぐに、自分の本当の情熱はビジュアルデベロップメント(ビズデブ)アートにあると気づいたんです」”
代表作に映画『コララインとボタンの魔女』などがあるスタジオ「ライカ」のアートディレクター、Michel Bretonによる1ヶ月の指導の後、Mariaは自身の情熱に打ち込みました。そして、アニメーション映画のスタジオでアートのキャリアを追求することを目標に、高度なイラストレーションとビジュアルデベロップメント(ビズデブ)アートの修士号を取得しました。「私はビズデブアーティストの見習いとして、4本の短編映画に参加しました。その内の一作である『Madrid 2120』は、 2020年ゴヤ賞.
の「短編アニメーション賞」を受賞しました」
Mariaの真の関心は常にアートとアニメーションにありますが、その好奇心は常に新しい経験を求めています。「仕事と私生活のバランスを心がけていて、ウクレレのオーケストラや、地元の合唱団、語学交流やハイキングなどのグループに所属しています。ウォータースポーツも大好きで、一番好きなのはダイビング・レクリエーション。いろんな場所へ行けるし、新しく面白い人々に出会えるんです」
2019年9月、Mariaはスペイン語の LQA テスターとしてPTWで働き始めました。「幸運にも、私はPTWグラスゴースタジオで、いくつかのビッグなAAAゲームをテストし、そこで働く素晴らしい人々を知りました」
Mariaはこの職務を、2Dアーティストとしてどこかのアート制作スタジオに入るまでの一時的なものだと考えていましたが、現在は人材開発グローバルマネージャーとなっている から、新しいスタジオ1518 Studiosのことを知らされました。いつか応募書類を送れるかもしれないと、しばらく状況をうかがっていたのです。「LQAで2年近く働いていたのですが、人事で働いていた友達が、チームにできた新しいポジションに私を推薦してくれたんです。これは絶好の機会だと思いました。もっと採用プロセスについて学び、大企業がさまざまな部門で、どのように人材採用を管理しているか、その内部を知ることができると思ったんです」
Mariaは採用業務管理者のポジションを与えられ、2022年3月に1518 Studiosのクリエイティブリクルーターに昇格するまで在籍しました。「私たちはグローバルアートチームを作らなくてはなりませんでした。そして採用チームの私は、さまざまなアート分野が何を求めているかを理解するためのバックグラウンドとノウハウを持っていました」と彼女は語ります。「そして、私たちのグローバルアートチームが誕生しました。小さなチームだったため、私たち全員が、成功を導くために多くの役割を担わなくてはなりませんでした」
その後2022年7月、Mariaはグローバルオペレーションコーディネーターとしてスタジオのオペレーションチームに加わる機会を与えられ、最近マネージャーに昇格しました。「私にはスタジオのプロセスを合理化し、クライアントのニーズに合った人材を採用する責任があります。これが現在の職務です」
Mariaは自身のキャリアの転機についてこう語ります。「私はいつも好奇心旺盛で、新しいことに挑戦し、自分のキャリアをできる限り磨こうとしてきました。当初は、LQAでゲームのさまざまなライフサイクルを知ることができると感じていました。そして私が培ってきた知識は、アイデアが浮かぶその前段階と、その後に使われるアート素材に焦点を当てていました。ですが、その後に何が待ち受けているかは全く知らなかったのです」
LQAに2年在籍した後、Mariaはそろそろ別のことをやってみようと思い立ちます。「もっと協力的な側面が恋しくなり、さまざまなチームに人材を供給するコアチームの一員になりたいと思ったんです」と彼女は回想します。「アーティストであろうとなかろうと、私たちはみんな、応募者を選考するチームの一員です。私は、採用プロセスにおける昇進の基準についてもっと学びたかったし、自分自身のアートの応募書類を作るための十分な知識を得たかったんです」
パンデミックの2年後、MariaはLQAの業務の一部をリモートで行わなければならなかったため、人と話すことで得られる人間的な触れ合いが恋しくなっていました。そして採用チームに参加すれば、優秀な人材と出会い、彼らにワクワクする新しい機会を与えるというユニークな経験ができると考えたのです。
「その後、すべては自然に流れていきました」と彼女は語ります。「上司は私のアートの経歴を知っていたので、人事の知識を私の一番好きな分野である アート制作で生かすチャンスを与えてくれました」
「1518 Studiosに入社すると、当時のマネージャーは私に、会社に関する知識とアートに関する知識の両方を生かせる、より複雑な役割に就く可能性を見出してくれました。そして私の裁量を増やし、最終的にチームに参加するよう誘ってくれたんです」
Mariaは、PTWと1518 Studiosでの職務を比較してこのように語ります。「2つのポジションの間で最も大きな共通点は、効率的な時間管理能力と、好奇心と、積極性が必要だということです。すべてを知っている人などいません。明確な方法はないけれど答えを見つけなくてはならないという時には、新しいことに挑戦し、最終的には自分で決断しなくてはならないんです」
一方で相違点は、関係する人々やそのさまざまな責任に関係していました。「一緒に仕事をしてきた人たちは、みんな異なるシステムを持ち、それぞれ違ったやり方で物事を進めていました。2つの職務の主な相違点は、仕事のペースと、そのペース達成のための基準に影響を与える特性がある点だと思います」
「現在の私の職務はより技術的なものになり、より多くの社内外の関係者に対応しなくてはならなくなりました。ですがこれまでの職務が、今やっている仕事への準備を整えてくれた気がしています。最終的に、スタジオでの日常業務に影響を与える内部のプロセスや、決定事項に対する見通し力が高まりました」
「間違いは犯すものだと心得、そこから学ぶ覚悟を持ってください」とMariaは言います。「周囲や自分自身の期待をうまく手なずけ、正直であること、そして物事の遂行のために全力を尽くすことが大切です。変化を受け入れ、耳を傾け、進んで適応することです」
Mariaは最後に、こうまとめています。