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共同開発チームのご紹介:熱意ある開発のチャンピオンたち
共同開発チームのご紹介:熱意ある開発のチャンピオンたち

共同開発チームのご紹介:熱意ある開発のチャンピオンたち


2024年8月、当社はGhostpunch Gamesの買収を発表し、このチームをファミリーに迎え入れると共に、Ghostpunchの「熱意ある開発(Spirited Development)」というモットーが加わりました! 

Ghostpunch Gamesは、2015年に設立された名高いゲーム開発および共同開発スタジオで、『Mortal Kombat』、『フォートナイト』、『Silent Hill』、『ボーダーランズ』、『シヴィライゼーション』など、ゲーム業界の有名シリーズに多く開発協力をしてきたことで知られています。当初の拠点は南フロリダでしたが、現在では米国全土でリモートワークをする65名以上の従業員を抱え、さらにグローバルな展開を続けています。Ghostpunchのチームは、2K、Warner Brothers、Zenimax Online Studios、Bethesda、Gearbox、People Can Flyなど、ゲーム業界でも有数の企業の数々と協力してきました。 

彼らのPC、コンソール、XR、モバイルにおける多くのAAAタイトルの共同開発と移植サービスにおける豊富な経験を、当社のグローバルチームに迎えられることをとても嬉しく思います。Ghostpunch Gamesを設立した業界のベテランたちの経歴と、彼らの「熱意ある」共同開発サービスを次のレベルに引き上げるビジョンについてご覧ください。  

Ghostpunch Gamesの設立のきっかけは何だったのでしょうか? また、ゲーム業界における経験は、共同開発スタジオのビジョンにどのような影響を与えましたか? 

2000年代初頭、私たちは全員、最初の共同開発に特化したスタジオであるDarkside Gamesで、米国有数のアート制作のアウトソーシング専門スタジオの一つである姉妹スタジオ、Shadows in Darknessと共に働いていました。  

Devon BrowneとRick Danielsは、2002年に設立されたShadows in Darknessの3人の創設者のうちの2人です。2006年には、アートスタジオから完全なる共同開発スタジオへの戦略的拡大の一環として、Hugh Falkが加わりました。Activisionでコンソールおよびモバイルゲーム機向けのAAAゲーム開発のスキルを磨いたAlejandro Garcia-Tunonは、2009年にDarkside Gamesの技術ディレクターとして入社しました。  

数年後、さまざまな変化を経て、私たちは2015年にDarkside Gamesを閉鎖し、以前までの会社で築き上げてきたものを引き継ぐ形で、Ghostpunch Gamesとして生まれ変わりました。私たちは13年間で学んだことや、安定した基盤から築き上げてきたこと、困難から学んできたことを活かして、とても短い期間で、より成果を達成できる新しいスタジオを設立しました。  

Rickは、アート制作のアウトソーシングスタジオを設立することはとても理にかなっていたと述べます。「それから数年経って、チームが開発スタジオか共同開発スタジオになるか、外部のアーティストチームを雇うかしない限り、米国内だけでアートのアウトソース会社として大規模に競争することはほぼ不可能だということに気付きました。それで私たちはサービスを拡大することを決意し、まずHugh Falkとパートナーシップを組んだんです。彼のElectronic Artsでの開発ディレクターとしての経験や、サンディエゴにあるMidway GamesのスタジオヘッドとしてのAAAタイトルのパブリッシング/開発サイドにおける経験により、この戦略は成功を収めました。私たちは、『BioShock』、『ボーダーランズ』、『シヴィライゼーション』など、ゲーム業界で最も成功を収めているシリーズの制作に携わるようになりました」 

Hughは、パブリッシャーとデベロッパーの双方での経験、そしてプロデューサーやプログラマー、アーティスト、デザイナー、オーディオチームをマネジメントしてきた経験によって、クライアントが何を求めているか、そしてスタッフの成功のために何が必要かを理解する助けとなったと話しています。チームは、数十年にわたるゲーム開発の経験と、並々ならぬ献身と技術を活かし、PTWのような世界的大企業が注目するまでにGhostpunchを成長させられたのです。

特に他の開発者やパブリッシャーとの協力において、共同開発チームのミッションを定義する指針は、どのようなものですか?    

私たちのミッションは、インディーズからAAAタイトルまで、受賞歴のあるゲームをサポートするゲーム開発/共同開発スタジオとして成功を収めることです。私たちは、自分たちがプレイしたいと思うようなゲームをデベロッパーやパブリッシャーが制作できるようサポートし、正当な評価と改善のための安全な環境を育んでいきたいと考えています。私たちの指針となる価値観は以下の通りです: 

楽しいことを選ぶ 

持続可能性を維持する 

やり遂げる 

他者を尊重する 

笑うことは良いことである  

建設的な批判に感謝する  

継続的に改善に取り組む 

これまでの経験の中で最も印象に残ったプロジェクトや、重要な転機となった出来事について教えてください。  

2020年のCOVIDパンデミックの発生時、チームメンバーの多くが、リモートワークへの移行に関してどう進めていくべきか懸念を抱いていました。Ghostpunchは、健康と安全を考慮して、全従業員を在宅勤務にすることを決定しました。チームメンバーの多くは、自分たちが新しいやり方にうまく適応できたことに驚いていました。 

それに加えて、当時私たち全員が全般的に感じていた恐怖や不安も考慮に入れれば、働き方の移行を成し遂げられたのは素晴らしい功績だったと言えます。暗い時期の中で光を探していた私たちにとって、この功績は間違いなくその光の一つでした。Devonは、自分たちのチームがいかに献身的で、プロフェッショナルで、忍耐強く、そして回復力に富んでいたかを誇りに思っていると述べています。その時に彼は、「スタジオは大丈夫だ」と悟ったのです。これからどんな困難が待ち受けていようと、苦楽を共にして乗り越えていけると確信したのでした。 

共同開発の世界で直面した最大の課題は何でしたか? またそれらの経験が、今後の共同開発へのアプローチにどのような影響を与えましたか?  

共同開発における一般的な課題の一つは、「パートナー企業のために仕事をしている」ということがベースにあるため、個々人のチームメンバーが自分たちの仕事への当事者意識を持てないことがある、ということです。私たちは、オープンで正直な職場環境を作り、思いやりの心を育むことで、この問題に対応しています。私たちの理念は、リーダーになるためにリードポジションである必要はなく、仕事の質は誰が生み出したかに関係なく一人一人の責任である、というものです。 

共同開発パートナーシップにおける全体的な成功をどのように評価していますか?  

私たちの第一の目標は常に、パートナーの成功と満足です。これは必ずしも業務記述書に明記されているわけではないですから、書面の内容に関係なく、私たちは常にパートナーのニーズには特別な注意を払っています。 

ゲームの開発および共同開発における最近の技術的進歩について、あなたやチームの働き方を大きく変えたものがあれば教えてください。 

先にも述べた通り、ハイブリッドなリモートワーク環境への移行が、私たちにとって最大の変化でした。Ghostpunchはフロリダ南部にリアルのスタジオを構えていますが、フロリダ南部で働くスタッフでさえも、現在はほとんどの業務をリモートで行っています。新型コロナウイルスが米国を襲った2020年、労働の世界の大部分は停止するか、大幅な減速を強いられました。

ただ、Ghostpunchはほとんど中断することなく業務を続行することができたのです。それは私たちがすでに、今日のような働き方を実践していたからです。多数の小規模なプロジェクトと、当時最大のプロジェクトは、すでにハイブリッドなリモート型の働き方で進められていたため、この環境で業務を進めるためのプロセスはある程度整っていました。グローバルなリモートワークによってもたらされた改善点、例えばビデオ会議や、リモートデスクトップアプリ、リモートコラボレーションアプリのおかげで、業務を中断することなく継続できただけでなく、さらなる成長も実現できました。   

Hughが指摘するように、この期間中私たちのチームは、これまで以上に効率的に働く方法を見出しました。実際、全員が同じ場所で働いていたとしても、単純により効果的な方法であるため、大半のプロセスは同じだったでしょう。例えば数十年前によく見られたような、大人数の開発チームが会議室のテーブルを囲んで会議をするというのは、今では想像しづらいでしょう。チームメンバー全員が個人のノートPCを使用し、画面を見ながら画面共有やマークアップ、録画、そして共同作業を行うことで、同じ生産性のレベルを維持できるのですから。 

技術的な進歩という点では、ゲーム開発の状況を完全に変えようとしている生成AIの台頭について触れなければならないでしょう。こういった技術を活用してワークフローを最適化し、チーム内の各開発者の生産性を向上していけることが楽しみです。 


ゲーム業界が進化していく中で、今後もパートナーに価値を提供し続けるために、チームの位置づけをどのようにお考えでしょうか?PTWの理念は「あなたのストーリーを世界へ」、そしてGhostpunchのモットーは「熱意ある開発」ですが、この2つはどのように組み合わさるでしょうか? 

シンプルに、私たちは自分たちの仕事が大好きなのです。だからこそ、私たちの開発は常に「熱意ある」ものなのです。現在ではクライアントもスタッフも、これまでにないほどグローバルに活動できるようになりました。PTWにおいては、より多くの、そしてさらに大きなストーリーを、世界に届けるお手伝いができます。つまり、私たちが大好きな仕事をさらに多く手がけられるということです。 



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