ゲームデバッグ
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チーム訪問:Will Vasquez
Will VasquezはPTWに在籍して16年になりますが、変わらず精力的に業務に取り組んでいます。その教育への情熱によって、彼はQAテスターから現職であるグローバルL&D(Learning& Development)担当マネージャーへとキャリアを進めてきました。ここではWillについて紹介します。
Willはテキサス州出身ですが、過去17年間をスコットランドで過ごし、その間のほとんどをPTWと共に歩んできました。「私は美術史とスタジオアートを学び、テキサスで美術館教育のキャリアをスタートさせましたが、ゲームにもずっと情熱を傾けてきました。だから、この業界に最初から関われるチャンスに飛びつきました」と語ります。Willは自らアート作品を手掛けながら、同時にゲームも以前より多くプレイするようになります。「仕事以外でのゲームは『専門性の向上』と考えていました」
Willは幼少期からずっとゲームをしてきました。「地元のアイスクリーム店のDairy Queenには『パックマン』や『ポールポジション』のアーケードがありましたが、ジョイスティックにほとんど手が届かず、コンティニューするためにお金が欲しいとせがんだことを覚えています」と彼は語ります。「家庭用ゲーム機が本格的に普及し始めた頃、母に『ファミリーコンピュータを買うお金はない』と言われました」芝生を刈るアルバイトをしたり、コンテストに出たり… 家でゲームをするためにできることは何でもやろうとしました。「大人になったらあらゆるゲームをプレイしようと、その時に誓ったんです。あらゆるゲームをプレイしているとは言えませんが、子供の頃の自分は今の自分を誇りに思ってくれるでしょう」
Willは2006年にQAテスターとしてキャリアをスタートさせ、その後すぐにLQAに移りました。「それからQAとLQAの両チームを率いた後、人事部に異動し、ローカルトレーニングも主導しました。人事部のアシスタントマネージャーに昇進し、L&Dがグローバルユニットになった時点で、人事部からL&Dに移りました。私は現在グローバルL&Dを管理し、LQA、ローカライズ、SIDEを担当しています」
Willは、人材開発の世界に入ったきっかけをこう語ります。「昔からゲームが大好きで、同時に、人が学ぶのを助けるときに一番自分のエネルギーが満たされると感じます」「ゲーム業界に入る前は、ヒューストンの美術館で教育やL&Dを担当していました。そのため、この2つの分野に参加する機会が登場した時、私はそのチャンスに飛びつき、PTWで人材開発にもっと力を入れるよう働きかけてきました」
QAとL&Dの違いを、Willが解説します。「どちらもソフトスキルやコミュニケーション能力が必要です。他の人間と協力して、一人一人がやっていることよりも大きなものを作り上げようとしているのです。そのプロセスを効果的かつ安定的に進めるには、関係者がコミュニケーションに長け、他の勢力や課題に配慮できる必要があります。データや技術が飛び交っていても、その先には人間がいることを忘れてはいけません」
「違いという点では、テスターとしてゲームに触れることや、大規模なチームの仲間意識などが恋しくなることもありますね。L&Dでも素晴らしいチームワークが発揮されていますが、仕事中にゲームに関わることは少なくなっています」
Willはこれまでに受けてきた教育と学習の経験から、たとえ新しい職種では役に立たないように思われるスキルでも、学んだことは必ず役に立つと話します。「実際には、会社での16年間の経験すべてが役に立っていると思います」と言います。「新規で入社したテスターやエージェントの方々の苦労や体験は、昔のこととはいえ今でも共感できます。人事部では様々なステークホルダーとの働き方、数百人を担当する部署としての運営、広範囲のExcelスキル、会社の機能についての理解など、多くのことを学びました」
転職を考えている人へ、Willからのアドバイスです。「何よりも好きなことをするのが大切です。一度しかない人生、その夢を追いかけましょう。具体的には、目標がある場合にはそこに到達している人に話を聞くことです。そのポジションに就くには、どのようなスキルや知識が足りないのかを確認し、それに取り組んでみましょう。そして、質問したり支援をお願いすることを恐れないこと。幹部の多くは、自分の専門分野に純粋と情熱と興味を持っている人と話すことが好きなのです」
最後にWillは、かつてないほど明るいゲーム業界の現状について話してくれました。